2012年8月の求人倍率は1.39倍。2008年1月以降で最高値を記録
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2012年8月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値になります。
※算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数
■2012年8月の概況
2012年8月の求人倍率は1.39倍で、調査開始(2008年1月)以来最高の値を記録しました。さらに、求人数も2009年1月以降で最多となり、最多記録を7月に続き更新しました。
これまで、リーマン・ショックから震災、タイの洪水、円高という経済に影響を及ぼす動きを背景に採用を抑制していた企業が、外部環境が落ち着きを見せ始めたことによって採用を再開しつつあることが一つの背景にあるようです。また、グローバル化への対応や新商品・新サービスの開発など、攻めの姿勢に転じる企業が増え、そこに新たな求人が発生していることも影響していると考えられます。
業種別にみると、「メディカル」が2.45倍と最も高く、次いで「IT/通信」(2.30倍)、「サービス」(1.50倍)となりました。前年同月との差をみると、「IT/通信」が+0.77で増加幅が最大となっています。 職種別にみると、で「技術系(IT・通信)」が2.58倍で最多、次いで「技術系(メディカル)」(2.49倍)、「技術系(電気/機械)」(2.23倍)となりました。前年同月比では、「クリエイティブ系」が+1.01と最も高い増加を示しています。