入社前の学生は、成果・能力主義に賛成
人事業務の総合サービスを手がけるレジェンダ・コーポレーションは、今春の就職を希望する学生の就業意識について調査した結果を発表した。それによると、入社前の学生は約8割が成果・能力主義に賛成している。
会社から社員への公平な給与支払いは「働いた時間」と「成果や能力」のどちらにもとづくべきだと思うか尋ねたところ、「成果や能力」が78.7%で、「働いた時間」の21.3%を大きく上回った。
英語を話せる社員への報奨金やインセンティブについては、「賛成」が87.2%。「反対」はわずか12.7%だった。
また、実績や能力の違いで給与や賞与に差が出るのは、入社してから何年目以降が適当だと思うかとの問いには、「3年目」(40.6%)との回答が最も多く、次いで「2年目」(16.1%)、「1年目」「4年目」(ともに12.0%)、「5年目」(11.2%)と続いた。
調査は、2013年4月入社の就職を希望する大学生および大学院生の男女707人を対象にインターネットでアンケートを実施した。調査結果では、成果・能力主義に賛成する傾向が高いことについて、低成長期の中で学生時代を過ごしてきたため能力がなければ給与が上がらないと実感していること、終身雇用や年功序列が過去のものとなっていることを背景として指摘している。