2013年のキーワードの1つ「マタハラ」とは

 

2013年も残りあと2か月となり、流行語大賞に関する予測がメディアで取り上げられる時期となりました。過去5年の年間大賞は、08年が『グ~!』&『アラフォー』、09年が『政権交代』、10年が『ゲゲゲの~』、11年が『なでしこジャパン』。昨年はお笑い芸人・スギちゃんの『ワイルドだろぉ』となっていますが、今年は『倍返し』『今でしょ!』『じぇじぇじぇ』、『お・も・て・な・し』などが有力候補とされ激戦が予想されているようです。

 
企業・人事関連で、よく目にした言葉の一つとして、「マタハラ」という言葉が挙げられます。マタニティハラスメントの略語であり、働く女性が妊娠・出産を理由に解雇や雇止めをされることや、妊娠・出産にあたって職場で精神的・肉体的ハラスメントをうけることとされています。

 
今年5月に連合が実施した「マタニティハラスメントに関する意識調査」によると、「マタハラという言葉も意味も知らない」と答えた人が約8割に上った一方、妊娠経験のある女性労働者の4人に1人が「マタハラに該当する被害を受けたことがある」と答えています。実際にあったハラスメントとしては、「妊娠を告げたら、退職を強要された(解雇された)」「会社に育児休暇の規定はないと言われた」「妊娠中に残業や過重労働をさせられた」などが挙げられていますが、なぜマタハラが起きるのでしょうか?

 
同調査では、原因として、以下の3つが指摘されました。

(1)男性社員の妊娠出産への理解不足・協力不足(51.3%)

(2)会社の支援制度設計や運用の徹底不足(27.2%)

(3)女性社員の妊娠出産への理解不足(22.0%)

 
これらの結果から、妊娠・出産・育児に関する規定や制度をしっかりと整備し、社員への周知や啓発を行い、意識を高めていくこと、そして誰にとっても仕事と生活の調和が可能になるよう、職場全体の働き方の見直しをすることが今後求められていきそうです。

 


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