そのクリックは本当に無駄なのか?対策方法と考え方

Indeedノウハウ

ご存じの方も多いと思いますが、
Indeedは、クリック課金型(CPC)という、
求人がクリックされたことに対してクリック単価として広告費用が発生する仕組みです。

 

Indeed(インディード)のクリック単価は日々変動するうえ、様々な要素が掛け合わさった表示ロジックによって、表示順位が決まっていきます。

 

今回は、起こりがちな「無駄クリック」(無駄な費用)の発生について、その原因と対策方法について解説していきます。

目次

無駄クリックとは?

無駄クリックとは

ここでいう「無駄クリック」とは、「ターゲットユーザーの検索ではないクリック」を指します。

無駄クリックが多いためにあまり成果が出ていない、ということがあります。

 

無駄クリック対策を万全にしておかなければ、採用活動が上手くいかないのに
費用ばかりかさんでしまう、ということになりかねません。

 

Indeed(インディード)には、無駄クリックだけを抽出する方法はありませんが
求人アナリティクスを使うことでクリック率や応募率から推測することは可能です。

求人アナリティクスでは、表示回数やクリック数等のパフォーマンス数値のほか、
人気キーワードや職種の検索トレンド等、業界の動向が確認できます。

それぞれの数字をしっかりチェックして、対策していきましょう。

無駄クリックの対策方法

それでは、無駄クリックの対策方法について、いくつかご紹介していきます。

 

表示回数を減らす

閲覧数が多いのに、応募が少ない場合、
意図していない検索キーワードで求人案件が表示されている可能性があります。

表示回数が多くなると、必然的にクリックされる回数も増えます。
「表示回数を減らす」と聞くと、機会損失になるのではないかと考えがちですが
関連性が低いキーワードで表示されている場合は、無駄クリックが増加する可能性が高まりますので、
下記を確認・対策することで、表示回数を正しく調整しましょう。

■キーワードを厳選する

関連性の低いキーワード(人気のキーワードも含む)を設定していると
ターゲット外のユーザーからの無駄クリックに繋がり、求めている人材からの閲覧も見込めません。
今一度、原稿内で使っているキーワードを、丁寧に見直してみましょう。

「キーワード対策」といって、関係のないキーワードを盛り込んでいる求人を
たまに見かけますが、無駄クリックを増やすだけではなく、Indeedの審査によって
掲載停止される場合もあるので、注意しましょう。

 

ターゲット外からのクリックを減らす

キーワードを正しく設定しても、ターゲットではないユーザーからのクリックは、必ず発生します。

なぜかというと、「ターゲットユーザーが検索をするはず」と考えて設定したキーワードでも
その検索の目的や、ユーザーが求めている条件(勤務地や給与など)によっては
ターゲットではないユーザーにとっても、関心のある求人になってしまう可能性もあるからです。

そういったユーザーに対しては、「なるべくクリックをさせない」ために
検索結果一覧の表示画面を工夫しましょう。

■職種名を詳細にする

たとえば、
・「ドライバー」⇒「スーパーへのルート配送ドライバー」
・「軽作業」⇒「調理パン・サンドイッチの梱包」
・「営業」⇒「化粧品メーカーの法人向け営業」
など、できるだけ具体的な職種表現を記載することでミスマッチを防ぐことができます。

■写真を設定しない or 写真を適切なものにする

写真を設定すると、視覚的なインパクトがあり、検索結果の一覧の中で目立たせることが可能です。
しかしながら、汎用的な画像や「映える」画像を使ってしまうと「目立つ」ということがデメリットとなり多くの無駄クリックに繋がってしまいます。
実際の現場写真や、自社ならではの募集する内容に合った写真を掲載することが重要です。
もし準備出来ない場合は、写真は設定しないほうが良い場合もあります。

■キャッチコピーに応募資格・条件を記載する

キャッチコピーが記載可能な「求人キャッチコピー」の欄ですが
求人をよりアピールすることができる反面、かなり目立つ項目のため
メリットだけを読んだユーザーのクリックを誘導してしまう可能性もあります。

採用したい求職者の条件があるときは、必ず明記しましょう。
・「営業経験3年以上」
・「週5日(フルタイム)」
など、こちらもなるべく具体的に記載することがポイントです。

 

このように、検索をしたユーザーの選択肢から外すことで、
クリックを回避出来る場合もあります。

無駄クリックは本当に無駄?

今回は、無駄クリックについてご紹介してきました。

 

Indeed(インディード)の予算は自由に設定できますが
無駄クリックの原因を考え、対策を打っておかなければ非常に効率の悪い運用となってしまいます。

しかしながら、無駄クリック対策と同時に気を付けておかなければいけないのが
”条件面で最初からターゲットを絞りすぎない”という事です。

例えば、アルバイト・パートの求人でキャッチコピーに「フルタイム」と書いていれば、
フルタイムであまり働きたくない求職者はクリックする可能性は低くなると思います。

キャッチコピーに「フルタイム」と書かれていなければ、上記の求職者でもクリックし、求人内容を読む可能性はあります。
読んだ上で「フルタイム」であることをマイナスポイントとして捉えるでしょうが、
それ以外の福利厚生などの条件面をそれ以上にプラスポイントとして捉える可能性もあるのではないでしょうか?

無駄クリックが発生しないよう対策を立てることは重要ですが、求職者が求人をクリックし、
求人内容を読んだ際に、思いもよらぬところに、メリットや魅力を感じてくれる場合もあります。

キーワードや情報を絞りすぎると、そういったユーザーまで排除してしまい結果として
機会損失になってしまう可能性もあります。

 

過度な対策も危険です。
そのようなケースも意識しながら、予算との兼ね合いや成果を見ながら
バランスの取れた運用を行っていきましょう。

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