サイバーエージェント 新人大量採用で反省
「新入社員が増えすぎて異常事態」。
サイバーエージェントの藤田晋社長はそう話す。スマートフォン(高機能携帯電話)向け交流サイト(SNS)への本格参入に向け、今春に技術者を中心に約500人を採用。全社員の5人に1人が新入社員となり、組織に混乱もあるという。
26日に発表した2011年10月~12年6月期決算は、連結純利益が前年同期比24%増の69億円となった。主力のブログ事業が好調だったが、今後はSNS関連に人員を投入して収益の柱に育てる方針だ。ただ、事業急拡大のひずみはあるようで、「急に採用しすぎた。特別優秀な人材以外はしばらく採るのを控える」と反省の弁を述べていた。