海外就業および留学経験者の84%が就職の際、海外経験が有利
人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役兼アジア地区オペレーション・ディレクター:クリスティーン・ライト、以下ヘイズ・ジャパン) は海外就業および留学経験者を対象に帰国後の就職活動に関する調査を行いました。その結果、84%の回答者が、海外経験、主に外国語能力とグローバルなマインドが、外資系、日系企業に関わらず日本での就職に有利に働いたと答えました。
また回答者の68%は、海外留学や海外就業経験はそれらの経験が無い求職者に比べ、グローバル企業のさまざまなビジネス・スタイルや仕事の進め方をより良く理解し、異なる文化的背景を持つ人々と働くことができるグローバルなマインドを持っているという点で優位性が高いと述べています。58%は外国語能力を優位な点として挙げ、25%は海外経験が昇進を早めたと回答しています。さらに43%が帰国後は外資系・日系企業の両方で仕事を探すと回答しました。
ヘイズ・ジャパン代表取締役兼アジア地区オペレーション・ディレクター、クリスティーン・ライトは次のように述べています。「企業側の視点から特に外資系企業にとってグローバルなマインドの人材はとても魅力的であり、海外就業や留学経験者は有利であると言えます。日系企業においても、このようなソフト・スキルを身につけた人材の積極的活用がビジネス発展に貢献すると思われます」。
その他、良い仕事が見つかれば帰国すると回答した人は49%、仕事だけが目的で帰国しないと回答した人は51%、帰国のタイミングとして今は良くないと考えている人が66%いることもわかりました。
同氏はまた、「多くの人がいつかは日本に帰国したいと考えていることは明らかであり、仕事が帰国のきっかけになることもあります。国際経験を積んだ人材は確実な強味を持っており、企業はこのような人材から見て魅力的な採用をおこなう必要があります」と述べています。
その他の調査結果は次の通りです。
- 帰国の理由としては、海外での目的を達成したためが41%、転勤が37%
- 36%が帰国後に良い仕事がみつかるかどうか最も関心があったと回答
- 海外滞在期間は1~2年の人が35%、3~5年の人は23%