就職関連イベント、1日に回る企業数は平均6.6社
リクルートキャリアが運営する情報サイト「就職ジャーナル」は、就職関連イベントについてのアンケートを実施した。就活する約7割の学生がイベントに参加し、平均6.6社のブースやセミナーを回っていることがわかった。
同調査は就活を経験した大学4年生・大学院2年生1,022人を対象に2012年11月3日から4日に行われ、各地で開催される合同企業説明会などの就職関連イベントへの参加や活用法について尋ねた。
イベントに参加したかどうかの質問には、約7割の69.4%が参加したと回答した。属性別では、女子学生・学部生・文系学生の参加率が高い傾向にあったという。
イベント参加者が1回のイベントで何社くらいのブースやセミナーを回ったかとの問いには「4~6社」と回答した学生が53.2%ともっとも多く、半数以上。次に「1~3社」19.9%「10~15社」13.4%「7~9社」8.6%と続き、「16社以上」を回る学生も4.9%いた。個社説明会と違い、効率よく多くの企業を回れるイベントの魅力を活かしているかたちだ。
また、男子学生・大学院生に平均社数が多い傾向が見られ、全体の平均社数6.6社は昨年の調査の7.3社よりも減少しているという。
役に立った就職関連イベントの企画については「個別ブースや大ホールでの企業説明会」をあげる学生が81.2%と特に多く「社員との座談会」29.3%「就活ノウハウのセミナー」22.1%「就活に関する相談コーナー」14.1%と続いた。
リアルボイス編として具体的に語られる、イベントのおすすめのまわり方や活用方法では「表紙の硬い小さめのリングノートは立ったままでもメモをとれる」「中堅企業のブースには社長が来ていることが多いため、社長と一対一で話せるチャンス」「床に置いても倒れないカバンにすると説明会に集中できる」など、参加者が実践していた工夫を参考にできる。