平成25年度の新入社員は「ロボット掃除機型」
日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は3月26日、平成25年度の新入社員の特徴をまとめた。それによると、新入社員のタイプは「ロボット掃除機型」。「一見どれも均一的で区別がつきにくいが、部屋の隅々まで効率的に動き回り家事など時間の短縮に役立つ(就職活動期間が2カ月短縮されたなかで、効率よく会社訪問をすることが求められた)。しかし段差(プレッシャー)に弱く、たまに行方不明になったり、裏返しになってもがき続けたりすることもある。能力を発揮させるには環境整備(職場のフォローや丁寧な育成)が必要」(職業のあり方研究会)としている。
「職業のあり方研究会」は学識経験者などで構成され、その年の新入社員の特徴や就職・採用環境の動向などについて調査研究を行っている。ちなみに昨年度の新入社員は「奇跡の一本松型」。「今のところは未知数だが、先輩の胸を借りる(接木)などしながらその個性や能力(種子や穂) を育てて行けば、やがてはどんな部署でもやっていける(移植)だろうし、他の仲間とつながって大きく育っていくだろう」(職業のあり方研究会)としていた。