2013年採用:5月の採用活動のポイントは?

ゴールデン・ウィークも終わり大手企業の内々定出しも進み、そろそろ、内々定者向けのフォロー施策を始める企業もあるようです。この時期の学生は、進路の方向性が見えた学生と就職活動の仕切り直しを考え始める学生に分かれる時期でもあります。第一希望に近い会社から内々定を獲得できた学生は、就職活動を終了していきますが、それ以外の学生はどのように就職活動を継続していくのでしょうか?

 

 1つのグループは、いずれかの企業から内々定を獲得した学生。これらの学生は、「もっと他にいいところがあったら受けてみよう」という気持ちで企業を探します。これまで就職活動先として回っていなかった業界や職種の会社など「面白そう」「給与が良さそう」などと、内々定を獲得している企業を基準に比較をして、「明確な魅力」を自分が感じた企業にはチャレンジしてみようというスタンスで企業探しや面接に取り組みます。他方、就職活動の進捗がおもわしくない学生は、業界や会社規模など今までの自分のこだわりを見直し、視野を広げて就職活動を進めようと考える傾向にあります。

 

 いずれの学生へのアプローチでも重要なのが、この時期の学生は何かしら就職活動の見直しを行って活動を継続している、ということです。つまり、就職活動の初期には、気づいていなかった、興味がなかった会社に対して、何かしらの理由を見つけてアプローチしていこうとしています。このような学生に自社に興味を持ってもらうためには、「興味を持つ理由」を明確に提示していくことが有効です。事業・サービスの特性などはもちろんですが、学生にここで働きたいと感じてもらえる「エピソード」を伝えていくことで、自社への興味や好意を高めてもらう必要があります。また、既に就職活動を進めてきている学生は、就職活動を通していくつかの学びを得ているはずです。最終的に入社を決意する理由として、「面接で会った人が魅力的だった」、「面接で話をよく聞いてくれた」という点を挙げる学生も多くいます。企業側も就職活動にどのように取り組んできたかをじっくり聞くことで、学生の考え方や行動特性を見極めることもできるでしょう。学生時代の活動や志望動機などの一般的な質問だけでなく、「就職活動」をテーマに話を聞いてみると結果的に、企業も学生もwin-winとなる可能性が高まるようです。

 

 また、企業の採用担当にとっても就職活動の後半戦に入ってくる時期でもあります。ある企業では、不採用の学生に採用おめでとうメールを送り、シンプルな謝罪メールを送ったことで一部のネット上で反発を受けているなどのトラブルもあるようです。ミスや学生とのトラブルを起こさぬよう採用活動の運用体制も見直し、必要に応じた体制補強をしながら採用活動を進めていく必要があります。

 

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