就労志向の主婦、自由になれる時間は深夜-自分より家族・仕事を優先8割
主婦に特化した人材サービスを展開する株式会社ビー・スタイル(本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦、以下ビー・スタイル)が運営する「しゅふ活研究室」は、自社に登録する就労志向を持つ主婦層に対し、1日の中の時間の使い方に関するアンケート調査を行いました。その結果、自分のプライベートな時間を犠牲にしてでも、家族や仕事時間を優先している実態が浮き彫りとなりました。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:273名(結婚経験を有す女性262名、未婚女性11名 ※全員女性)
調査実施日:2012年11月27日(火)から2012年12月9日(日)まで
調査対象者:ビー・スタイル派遣登録者/求人媒体『しゅふJOB』会員登録者
■調査結果サマリー
1.就労志向の主婦の81.3%が、家族または仕事の時間を最優先している。
2.家族の都合は考えない場合、本当は「趣味の時間を優先したい」という回答が最も多く28.2%。
3.1日の中で自由になれる時間は、22時~深夜0時が42.1%で最多。
1.就労志向の主婦の81.3%が、家族または仕事の時間を最優先している。
(詳細⇒:図1.1日のなかで、最も優先している時間は何ですか?(n=273) 単一回答)
2.家族の都合は考えない場合、本当は「趣味の時間を優先したい」という回答が最も多く28.2%。
(詳細⇒:図2.家族の都合は考えず、あなた個人として本当は優先したい時間は何ですか?(n=273) 単一回答)
3. 1日の中で自由になれる時間は、22時~深夜0時が42.1%で最多。
(詳細⇒:図3.1日のなかで自由になれる時間帯はいつですか?就寝時間以外で当てはまるだけお答えください。(n=273) 複数回答)
■調査結果のポイント
◆多くの主婦が、家庭の都合に合わせて時間配分しています。「家事」や「育児」時間について、「家族の都合は考えず優先したい」と回答した人はともに3.3%と少数であるのに対し、現実はそれぞれ25.3%、17.9%が「最も優先」。その差は6~7倍以上に開きます。
一方、最も優先したい時間として「趣味」を挙げる声が28.2%にのぼっているのに対し、実際に優先できているのはたった3.3%にすぎません。理想と現実との間に大きなギャップが厳然と存在しています。
◆一方「仕事時間」については、「実際に優先している」人が24.5%であることに対し「本当は優先したい」人も15.4%存在します。家事・育児に比べその差は小さく、就労志向の主婦は、仕事そのものを大きな負担と感じている訳ではなさそうです。
◆4月、安部首相は成長戦略の中枢に「女性が活躍できる環境づくり」をかかげました。結婚前の女性の活躍の場は、いまや男性とほとんど遜色がない状態となっています。しかしながら、結婚後の女性はキャリア継続が難しく、まだまだ活躍の場が整っているとは言い難い現状があります。
今回の調査で、就労志向の主婦が自由になれる時間は22時から深夜0時が一番多いという結果が出ました。自分の時間を制約することで、日中を家庭や仕事の時間に費やしている現状が見て取れます。