厚労省、熱中症予防で午後3時間の作業休止通達も …msn産経ニュース
厚生労働省は18日、今夏の職場での熱中症予防策として、暑さが厳しい日には炎天下での屋外作業休止も検討するよう求める通達を全国の労働局や関係団体に出した。7~8月、午後2時から5時までの作業を見合わせることも例示している。
厚労省は「今年は電力需給の逼迫も予想され、屋内での熱中症増加も懸念される。予防対策を重点的に実施していきたい」としている。
通達は、気温や湿度などを基に環境省が独自の計算式で熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を参考にするよう要請。暑さが厳しく湿度が高い場合には、建設業や警備業での屋外作業休止を検討することを求めた。厚労省によると、2009年以降に熱中症で死亡した労働者の4割が建設業。死亡事例の9割が7~8月に発生し、時間帯別では午後3時~4時台が4割を占めた。(2012/5/18付:msn産経ニュース)