会議が会社の価値創造に貢献、一方で会議中に内職も…

「会議の革新とワークスタイル」に関する調査

~会議等が、会社の価値創造に貢献していると回答した企業は3割強に留まる。4割強が会議中に内職を実施~

株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊田 充)は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が提供する「gooリサーチ」登録モニターを対象に、このたび「会議の革新とワークスタイル」に関する調査を実施しました。

私たちの毎日の仕事において、チームで行う中心的な業務に「会議、ミーティング、打ち合わせ」があります。会議の生産性や創造的なアイデアを出すためのテクニックへの関心が高まるなか、最近ではWeb会議、タブレット端末、スマートフォンなどICTツールを活用した新たな会議も出はじめています。そこで、今回『会議の革新とワークスタイル』をテーマに調査を行いました。

【主な調査結果】

1. 会議、ミーティング、打ち合わせの実態

会議等の全体業務に占める割合は15.4%
「無駄な会議等が多い」「会議等の時間が長い」「会議等の頻度が多い」が問題・課題の上位
約1/4が「会議中に、議事録を作成」。約2割が「会議等の設定時間帯のルール」があり、「PC、タブレット端末等を用いたペーパレス化」を実践
「会議等が、会社の価値創造(仕事の生産性向上、イノベーションの創出等)に貢献している」と回答した割合は、3割強に留まる

2. 新しい観点に基づく会議の分析

会議のうち、「部門定例会議」や「進捗、課題等の確認会議」の実施割合がいずれも4割弱である 一方、「新規アイデアの創出」に資する会議の割合は1割強に留まる
会議中に内職を行っている企業は4割強
内職の内容としては「他の仕事の資料を参照」、「ノートPCでメールを読み書き、資料作成」が多い
会議等が企業の価値創造に貢献していると評価する企業ほど、「進捗、課題等の確認会議」や「新規アイデアを創出する会議」における内職のメリットを実感している
将来の先端テクノロジーについては、「リアルタイム翻訳技術」「議事録の自動作成技術」「前回の状態をそのまま復元する技術」「意思決定者、キーパーソンの発言を時系列順に抽出する技術」への期待が高い

3. テレワークとICTツール

テレワークは、勤務先の実施率が16.7%に対し、自分自身の実施率は、5割を超える
最も良く行われているテレワークは、「在宅勤務」(46.5%)、続いてモバイルワーク(37.6%)
在宅勤務時に利用するICTツールは、「PCメール」が9割で最も高く、モバイルワーク時も「PCメール」は7割弱が利用
-「電話会議」は在宅勤務において約3割、モバイルワークは2割強が実施。「テレビ会議」は在宅勤務、モバイルワークとも15%前後、「Web会議」は在宅勤務において約2割が実施

※ 本調査における言葉の定義

ICTとは:「Information and Communication Technology」の略。情報・通信に関連する技術一般の総称
「会議、ミーティング、打ち合わせ」とは:取引先など外部で主催されるものではなく、所属企業が運営方法を決められる、 2人以上が参加する会合(以降、「会議等」と表記)
内職とは:会議とは直接関係しない他の業務
テレワークとは:在宅勤務をはじめとする「ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」

NTTデータ経営研究所ニュースリリース
「会議の革新とワークスタイル」に関する調査結果


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